転職エージェントはいらない？｜不要な人の６つの特徴を実体験を踏まえて解説

今回の記事では、このような悩みを解決します。

転職エージェントがいらない人のタイプ

行きたい会社を決めている人・志望先の会社を絞り込んでいる人

転職エージェントを利用する強みの１つは、自分に合った求人を紹介してくれる点です。

まだいきたい会社が決まっていない人やどうやって会社を選べばいいかわからない人は転職エージェントを利用した方がスムーズに転職活動を進めることができるでしょう。

逆に特定の業界や職種を既に絞っていて、『この会社の求人に応募しよう！』『この会社にいきたい！』と決めている人は、転職エージェントを利用しない方が効率良く転職活動を進められる可能性があります。

特に、現職と同じ業界の同じ職種を志望している上、業界事情などもしっかりキャッチしている人は、転職エージェントはいらないでしょう。

ただし、自分が決めている会社に必ず入るための自己分析と企業研究は、これでもかというやっておくべきです。

ちなみに私の場合、求人情報や企業サイトの情報だけでは不安や納得できない点があったため、以下のようなことを主体的にやっていました。

自分自身が実際に入社した際のイメージを膨らませるためにも上記のようなことをやっていました。

また、内定をいただいた後は『会社見学をさせてほしい』旨の依頼をして、その上で内定を受理するかの判断をするようにしていました。

正直、ここまでやっても入社しないかぎり、見えてこない部分は多くあります。

話しを戻しますが、どれだけ入りたい企業であっても、企業が求める人物像と自分のスキルや経験（キャリア）がマッチングしていなければ採用は勝ち取れません。

その上でも多方面からの視点で会社側が自分を採用するメリットがある、ということをこれでもかというぐらいアピールしていく必要があります。

会社からヘッドハンティングや直接オファーを受けている人

会社から直接、ヘッドハンティングや引き抜きのオファーを受けている人は、転職エージェントはいりません。

ヘッドハンティングとは、高いスキルや実績を持つ優秀な人材を獲得するための採用手法のことです。

ヘッドハンティングされている人は、その時点で会社から非常に高く評価されていることを意味しますし、基本的に前職よりも労働条件や給与などの待遇面も良いケースが多く、会社から打診された条件に合意をすれば即採用です。

これは、転職エージェント経由では考えられない好待遇を受けれることもあります。

ただし、ヘッドハンティングや引き抜きの場合は、待遇面などについて交渉の余地が高いので、オファーを受ける前に自分の希望を伝えておくと良いです。

非営利団体への転職を希望している人

非営利団体とは、以下のような組織団体のことを言います。

• 医療法人
• 学校法人
• 社会福祉法人
• 社団法人
• 財団法人　など

上記のような非営利団体への転職を希望している人は、基本的に転職エージェントはいりません。

なぜなら、転職エージェントは上記のような非営利団体の求人を取り扱っていないケースが多いためです。

転職経験者など応募から内定までの一連の流れが理解できている人

転職活動を進めていく上で準備すべきもの、期間、内定までの流れなどをある程度理解している人であれば、転職エージェントはいりません。

私もそうでしたが、例えば『１回目の転職活動では進め方が全くわからなかったので転職エージェントを利用していて、２回目の転職活動は、ある程度進め方は把握しているので、転職エージェントは利用せず自分の力だけで進めていった』というパターンです。

転職エージェントでは、転職活動のスケジュール感・職務経歴書や履歴書添削・面接対策・企業選びなど、転職に関するあらゆるサポート体制が整っており、どんな人でも利用しやすい環境が用意されています。

初めて転職活動をする人にとっては、これ以上とない心強い味方となってくれます。

ただ逆に言うと、転職活動を進める上でのやり方をほぼ把握できている人にとっては、「あー、それもう知ってるよ」といった反応になるかと思います。

そういう人にとっては逆効果なので、転職活動のやり方をある程度理解されている人は、転職エージェントを利用せずに進めていった方が効率が良い可能性があります。

自分の市場価値を理解していて自分で年収交渉ができる人

転職エージェントを利用すれば、自分のスキルと実務経験をもとに『自分は、年収いくらぐらいの市場価値を持っているか』のアドバイスをもらえます。

この自分のキャリアの市場価値がある程度わかっていて、会社との年収交渉も自分でできる人は転職エージェントはいりません。

逆に、転職活動が初めてなどの理由で、市場価値がわかっていない人は、自分の市場価値（いわゆる年収交渉を進めていく上でのものさし）を教えてもらう部分のサービスだけでも良いので、転職エージェントを利用した方が良いでしょう。

理由としては、自分のキャリアの市場価値がわかっていないと、いざ転職活動を進めて内定を獲得できたものの低い年収で内定受理をしてしまう可能性がありますし、入社後に年収が低いという点がネックで転職を繰り返す結果に陥る可能性もあるためです。

自分のペースで転職活動を進めていきたい人 

自分のペース・スケジュール感で転職活動を進めたい人は、転職エージェントはいりません。

その理由は、転職エージェントへ登録した場合、求人紹介・紹介求人の感想要求・面接の日程調整など、多くの電話やメールが届くことになります。

それも基本的には「いついつまでに回答ください」という期限付きのものとなります。

また、担当者によってはすぐに面接を受けるように勧めたり、無理なスケジュールを組もうとしてくるタイプもいます。

もしはっきり断れないような人の場合、どんどん担当者のペースで言われるがままに転職活動を進めることになり、自分が希望するような結果を得ることが難しくなってしまうこともあります。

何であってもそうですが、最終的に責任をもって決めるのは自分自身なので、担当者から無理なことを言われたとしても、しっかりとＮＯと言える姿勢を持つことが大切です。

ですので、自分自身で主体的に動いていきたいと思っている人は、転職エージェントはいりませんし、転職エージェントなしに進めた方がスムーズです。

転職エージェントはいらないと判断した際に考えられる損失

良い条件の求人を逃してしまう

転職エージェントを利用しない場合、高年収などの良い条件の求人を逃してしまう可能性はあります。

主な理由としては、やはり転職エージェントではネット検索などでは出てこない非公開求人というものを多く保有している点があげられます。

非公開求人とは、一般の求人情報サイトや広告には掲載されていない求人のことです。

会社側が転職エージェントを介して求人情報を非公開にする理由としては、『競合他社に知られずに新規の事業を進めたい』・『応募者が殺到するのを避けたい』などさまざまあります。

転職エージェントを利用することで、転職支援スキルを持ったプロから自分の実績やスキルに合った非公開求人を紹介してもらえるため、多くの選択肢の中から求人を見つけることが可能となります。

その結果、自分に最適な会社に出会う可能性は上がるでしょう。

面接同行サービスが無い

面接同行とは、自分が会社へ面接を受けに行く際に転職エージェントが同行してくれるサービスのことです。

転職エージェントが面接同行をしてくれるメリットとしては、以下のとおりです。

ただし、面接同行のサービスは全ての転職エージェントで行っているわけではないので、希望者は事前に確認するようにしておきましょう。

このサービスは面接が苦手な人にとってはおすすめです。

転職活動で時間的な余裕を持つことができない

現職を続けながら自分１人で転職活動を進める場合、仕事外の時間を利用して求人を探して、応募書類の作成などを行っていく必要があります。

また、応募先企業との適正検査（筆記試験）や面接の日程調整は非常に大変です。

転職エージェントはいらないという選択をすると、以下のような状況に陥る可能性があります。

こうなってしまうと効率も悪く、かつ、モチベーションも下がってしまい、転職活動期間を長引かせてしまう可能性があります。

しかし、転職エージェントを利用すると応募者のスキルや実績に応じた求人を紹介してくれるだけはなく、適性検査（筆記試験）や面接などの日程調整も行ってくれます。

これは転職活動の負担をかなり楽にしてくれます。

現職の仕事をやりながらの転職活動でも無理なく進められる点は、転職エージェントを利用する大きなメリットなので、転職活動で使えるサービスは、とことん使っていくことが内定獲得への最短ルールです。

適切なアドバイスが受けられない

転職エージェントを利用しない場合、転職支援のプロから適切なアドバイスを受けることができません。

自分１人で転職活動を進めると、会社に対してどのようなアプローチが効果的なのかがわからず、内定に結びつけることができないケースは多いです。

特にその中でも未経験職種への転職における成功率は極端に下がります。

しかし、転職エージェントを利用すると、会社に合わせた面接対策を受けることができます。

これは会社が求める人物像の情報を良く把握している転職エージェントだからこそできるサービスであり、ここで効果的なアピールの仕方などのアドバイスをもらうことで、転職成功率を上げることが可能になります。